C病棟のテーマカラーは空、海の「青色」です。入所者40名のうち、人工呼吸器等による呼吸管理や医療的ケアを必要とする超重症児(者)・準超重症児(者)が18名入所されている病棟です。呼吸ケアに関しては呼吸療法認定士、重症心身障がい児(者)ケアに関しては認定看護師が在籍しており、専門性を活かし他職種と連携しながら日々の生活をサポートしております。またスタッフの育成に関しては臨地実習指導者講習会修了者や院内外の新人教育研修受講者が複数在籍し学生指導や新人教育にも力を入れております。私たちは安全で心のこもった療育の提供とスタッフがいきいきと働ける職場づくりを目指しています。
療育看護課長 成木 宣裕
未就学児から80歳代までの方が40名入所されています。さまざまな疾患を持ち、医療的ケアを必要とする利用者が多く入所されています。しかし皆、個性豊かな表現力を合わせ持っており、笑顔の絶えない明るい病棟です。
職員は20代から60代と幅広い年齢層が活躍しています。病棟カラーは「桜色」で、利用者への思いやりを持ちながら、生活の場としてその人らしく過ごせるよう日々の生活、成長・発達の支援を多職種と連携して行っています。
療育看護課長 池田 早苗
利用者の年齢構成は幼児期から70歳代まで幅広く、40名の利用者が入所されています。比較的医療度の少ない利用者が多く、生活ケアを受けながら、日中活動を中心に生活をされています。
病棟カラーの「黄色・橙色」のように、利用者が『元気に明るく笑顔』で過ごせるように関わっています。コミュニケーションが図れる利用者も多く、職員と一緒に療育・行事に参加して楽しみながら日々は過ごしています。
病棟勤務経験の長いベテラン職員も多く、利用者の体調管理や環境を整え、成長発達を促せるように多職種と協力し合い、一人ひとりに必要な支援を提供しています。
療育看護課長 中山 美幸
看護師は、医療法・保助看法に基づき、一生懸命生きようとする利用者の皆さんに優しく寄り添い、ひとり一人が持つ生きる力を最大限引き出し、安心して豊かな生活が送れるよう、看護実践を行います。
保育士は、児童福祉法第43条の4で定義されている福祉施設の療養施設で、情緒面や精神面、生活習慣の習得などのケアを、ひとり一人の発達課題に合わせて、日常生活上の支援を通して実践を行います。
介護福祉士は、社会福祉士及び介護福祉士法に基づき、身体上、精神上の障害があることにより、日常生活を営むのに支障がある利用者さんの心身の状況に合わせた介護を行います。
療育支援室は、利用者さんの毎日の生活やその支援を担う職員をさまざまな形でサポートするための部署です。医療ソーシャルワーカー、公認心理師、児童発達支援管理責任者/サービス管理責任者が所属しています。それぞれ、入所手続き等の窓口や社会資源の利用に関する支援、心理検査による心理的特性の把握、個別支援計画の作成が主な業務です。利用者さんが個々の特性に合った支援を受けられ、本人の望む生活を送ることができるよう支援しています。
療育看護課長 角谷 康次
療育支援として、活動支援の他、児童発達支援管理責任者(18歳未満の利用者)/サービス管理責任者(18歳以上の利用者)と臨床心理士が以下の業務を行っています。
1)利用者一人ひとりの発達課題やニーズ及び日常生活を営む上で必要な支援、ご家族の希望等を面接やアセスメントを通して把握した上で、支援会議において各職種の計画を検討・調整して個別支援計画の原案を作成します。
2)1年1回、ご家族・後見人へ個別支援計画の原案を説明して、支援の内容を理解して頂き、個別支援計画書を交付しています。説明の際はみどりの里での生活の様子をお伝えすることと、ご家族の思い等を聴かせて頂くことを心掛けています。面談のために来所することが難しい方には、個別支援計画書をお送りしています。また、18歳未満の方では、必要に応じて児童相談所へ送る場合があります。
3)6か月毎、または、支援の期間に応じてモニタリングを行い、支援の実施状況及び利用者の状態の確認・把握に努めています。モニタリングの結果は、毎回、ご家族・後見人にお送りしています。
4)市区町村・相談支援事業所との連携として、下記のことを行っています。
(1)18歳以上の方の障害支援区分に係る認定調査への協力。
(2)18歳以上の方の計画相談(サービス等利用計画作成・モニタリング)に係る協力。
1)発達検査等を行い、より適切な療育が実施できる様、利用者の客観的実態把握に努めます。
2)利用者のニーズに応じ、心理面接として介入します。
3)外来での発達検査・知能検査も行います。
1月 | 松前神楽鑑賞/餅つき/神社体験 | その他 | はたちを祝う会・長寿を祝う会 (対象になる方が居られれば実施します) |
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2月 | 節分/雪遊び/雪灯り | ||
3月 | ひなまつり/劇団公演 | ||
5月 | 春のお楽しみ会 | ||
6月 | リハビリ運動会 | ||
7月 | 潮まつり花火大会観覧 | ||
8月 | 七夕 | ||
9月 | 劇団公演 | ||
10月 | 秋祭り/ハロウィン | ||
12月 | クリスマス会 |
私たちが日頃行っているケアは、重症児(者)の生活、そして一生に関わらせて頂ける素敵な仕事です。現在は、医療の進歩によって沢山の命が救われる一方で、障がいを持って生まれる子どもたちも増えているのが現状です。これからは施設だけに留まらず、在宅で生活する重症児(者)も増え、地域との連携が求められます。
私たちは重症児(者)の体調や環境を整え、成長発達を促せるよう働いています。このような看護は、今後もっと必要とされていきます。期待に応え、利用者の皆様に快適な生活を提供できるよう、努力していきたいと思います。
一人ひとりがご自分の力を発揮できた時の輝いた表情はとても印象的で、生活の中でそういった姿を沢山引き出していければと思っています。入所されている方々や、外来を利用されているお子さん、ご家族、地域の方々から多くのことを学ぶ日々です。
みどりの里では、医師、看護師、保育士、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚療法士、臨床心理士等さまざまな職種のスタッフが関わっています。職員全体が同じ目標に向かって支援できるように,児童発達支援管理責任者/サービス管理責任者はこれらの専門職が立案した計画を「個別支援計画」という形にまとめる役割を担っています。利用者のみなさんが日常生活や活動場面で自分の力を発揮し、日々の生活に張りや楽しみを持って過ごせるよう各職種とともに支援していきます。
利用者さんひとり一人の発達状況に合わせ、日常生活支援を通して情緒面での関わりから、心身の発達を引き出す支援が重要になります。また、日常生活習慣の習得への支援も大切な役割の一つと考えています。重心病棟で仕事をする上では、保育に関する知識の他に、医療に関する知識など、多岐にわたる知識が必要になります。
利用者さんの日常生活支援を中心に、日課の一つひとつの時間を大切にして、生活を豊かにする役割を担っています。食事、排せつ、清潔は勿論、毎日の療育活動、レクリエーションなど、利用者さんひとり一人が良い表情をして頂けることを目指しています。