C病棟のテーマカラーは空、海の「青」です。
入所者40名のうち、人工呼吸器等による呼吸管理や医療的ケアを必要とする超重症児(者)・準超重症児(者)が19名入所されています。
スタッフの専門性に関しましては、三学会認定呼吸療法認定士、重症心身障害看護師が在籍しており、他職種と連携しながら日々の生活をサポートしております。
またスタッフの育成に関しては臨地実習指導者講習会修了者や院内外の新人教育研修受講者が複数在籍し学生指導や新人教育にも力を入れております。
私たちは「一人ひとりの個性の尊重と豊かな人生の実現」に向け、利用者本位のサービス提供とスタッフがやりがいを持って働き続けられる職場づくりを目指します。
療育看護課長 成木 宣裕
愛や思いやりの心を大切にする「桜色」がテーマカラーの病棟です。
40床の病棟には、さまざまな疾患を持ち呼吸管理や医療的ケアを必要とする方が多く入所されています。
利用者様の安全・安心とQOL向上を目指し、多職種と協力しその人らしく成長・発達できるよう寄り添いながら入院生活をサポートしています。
職員は20代から60代の幅広い年齢層で、中途採用者の方も多く活躍しています。
スキルアップのため、多様な資格を取得又は院内外の研修に参加するなど、スタッフもやりがいを持てる環境になっています。
療育看護課長 池田 早苗
A病棟は、フロア全体を橙色や黄色といった「元気が出る色」を使っています。
橙色は、太陽や炎を象徴し、明るく照らす太陽の周りにはいつも人が集まるような家庭的な暖かさや温もりを利用者さんが感じられるよう、多職種と連携しケアの提供を行なっています。
また、利用者さんの年齢層には幅があることから、個々の利用者さんに合わせその人らしさを引き出せるようなプランの提供を心掛けています。
病棟スタッフはベテラン層が多く、経験値を活かした看護の提供や後輩への指導を行なっております。
療育看護課長 小泉 由美
看護師は、医療法・保助看法に基づき、一生懸命生きようとする利用者の皆さんに優しく寄り添い、ひとり一人が持つ生きる力を最大限引き出し、安心して豊かな生活が送れるよう、看護実践を行います。
保育士は、児童福祉法第43条の4で定義されている福祉施設の療養施設で、情緒面や精神面、生活習慣の習得などのケアを、ひとり一人の発達課題に合わせて、日常生活上の支援を通して実践を行います。
介護福祉士は、社会福祉士及び介護福祉士法に基づき、身体上、精神上の障害があることにより、日常生活を営むのに支障がある利用者さんの心身の状況に合わせた介護を行います。
療育支援室は、利用者さんの毎日の生活やその支援を担う職員をさまざまな形でサポートするための部署です。医療ソーシャルワーカー、公認心理師、児童発達支援管理責任者/サービス管理責任者が所属しています。
それぞれ、入所手続き等の窓口や社会資源の利用に関する支援、心理検査による心理的特性の把握、個別支援計画の作成が主な業務です。
利用者さんが個々の特性に合った支援を受けられ、本人の望む生活を送ることができるよう支援しています。
療育看護課長 角谷 康次
療育支援として、活動支援の他、児童発達支援管理責任者(18歳未満の利用者)/サービス管理責任者(18歳以上の利用者)と臨床心理士が以下の業務を行っています。
1)利用者一人ひとりの発達課題やニーズ及び日常生活を営む上で必要な支援、ご家族の希望等を面接やアセスメントを通して把握した上で、支援会議において各職種の計画を検討・調整して個別支援計画の原案を作成します。
2)1年1回、ご家族・後見人へ個別支援計画の原案を説明して、支援の内容を理解して頂き、個別支援計画書を交付しています。説明の際はみどりの里での生活の様子をお伝えすることと、ご家族の思い等を聴かせて頂くことを心掛けています。面談のために来所することが難しい方には、個別支援計画書をお送りしています。また、18歳未満の方では、必要に応じて児童相談所へ送る場合があります。
3)6か月毎、または、支援の期間に応じてモニタリングを行い、支援の実施状況及び利用者の状態の確認・把握に努めています。モニタリングの結果は、毎回、ご家族・後見人にお送りしています。
4)市区町村・相談支援事業所との連携として、下記のことを行っています。
(1)18歳以上の方の障害支援区分に係る認定調査への協力。
(2)18歳以上の方の計画相談(サービス等利用計画作成・モニタリング)に係る協力。
1)発達検査等を行い、より適切な療育が実施できる様、利用者の客観的実態把握に努めます。
2)利用者のニーズに応じ、心理面接として介入します。
3)外来での発達検査・知能検査も行います。
1月 | 松前神楽鑑賞/餅つき/神社体験 | その他 | はたちを祝う会・長寿を祝う会 (対象になる方が居られれば実施します) |
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2月 | 節分/雪遊び/雪灯り | ||
3月 | ひなまつり/劇団公演 | ||
5月 | 春のお楽しみ会 | ||
6月 | リハビリ運動会 | ||
7月 | 潮まつり花火大会観覧 | ||
8月 | 七夕 | ||
9月 | 劇団公演 | ||
10月 | 秋祭り/ハロウィン | ||
12月 | クリスマス会 |
私たちが日頃行っているケアは、重症児(者)の生活、そして一生に関わらせて頂ける素敵な仕事です。現在は、医療の進歩によって沢山の命が救われる一方で、障がいを持って生まれる子どもたちも増えているのが現状です。これからは施設だけに留まらず、在宅で生活する重症児(者)も増え、地域との連携が求められます。
私たちは重症児(者)の体調や環境を整え、成長発達を促せるよう働いています。このような看護は、今後もっと必要とされていきます。期待に応え、利用者の皆様に快適な生活を提供できるよう、努力していきたいと思います。
一人ひとりがご自分の力を発揮できた時の輝いた表情はとても印象的で、生活の中でそういった姿を沢山引き出していければと思っています。入所されている方々や、外来を利用されているお子さん、ご家族、地域の方々から多くのことを学ぶ日々です。
みどりの里では、医師、看護師、保育士、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚療法士、臨床心理士等さまざまな職種のスタッフが関わっています。職員全体が同じ目標に向かって支援できるように,児童発達支援管理責任者/サービス管理責任者はこれらの専門職が立案した計画を「個別支援計画」という形にまとめる役割を担っています。利用者のみなさんが日常生活や活動場面で自分の力を発揮し、日々の生活に張りや楽しみを持って過ごせるよう各職種とともに支援していきます。
利用者さんひとり一人の発達状況に合わせ、日常生活支援を通して情緒面での関わりから、心身の発達を引き出す支援が重要になります。また、日常生活習慣の習得への支援も大切な役割の一つと考えています。重心病棟で仕事をする上では、保育に関する知識の他に、医療に関する知識など、多岐にわたる知識が必要になります。
利用者さんの日常生活支援を中心に、日課の一つひとつの時間を大切にして、生活を豊かにする役割を担っています。食事、排せつ、清潔は勿論、毎日の療育活動、レクリエーションなど、利用者さんひとり一人が良い表情をして頂けることを目指しています。