北海道済生会では、新みどりの里の建設を進めるにあたり、「西小樽病院みどりの里施設整備計画(案)」を作成し、本部理事会に於いてこの計画が承認されました。
新しい施設は平成25年に築港地区に移転新築した小樽病院と統合し、全病床378床の医療と福祉一体型の施設に生まれ変わります。地域の中核総合病院に併設する施設としての特性を生かした医療型重症児入所・障害福祉サービス機能を充実させる予定です。統合に伴い、事務部門、コメディカル部門の業務統合の他、設備共同利用のため小樽病院の一部改修を計画しています。
平成29年10月30日、設計請負業者選定のための入札が行われ、株式会社久米設計(本社東京)に決定しました。 同社は1932年(昭和7年)に創業以来、デザインとエンジニアリングが統合された総合的な設計事務所として、数多くの建築物の設計を手掛ける国内大手の業者です。道内の医療施設や福祉施設の実績もありますので、そのノウハウを存分に発揮していただけると期待しています。
移転オープンまでには、新施設を想定した業務の仕組みづくりが必要になりますし、様々な課題を乗り越える必要があります。職員が一丸となってこれら課題に取り組み、入所者とご家族、そして職員にとっての長年の夢を実現させたいと考えております。
3月に熊谷・阿部・西條 特定建設工事共同企業体と工事契約を締結、4月1日に工事が着工されました。令和2年6月30日に引き渡し、同年9月1日に移転を完了しました。